カルティエといえば、1847年にパリで創業されて以来「王の宝石商」と称される名門ジュエラーとしてのイメージが強いかと思います。
しかし近年ではメンズウォッチとしても高い人気を誇り、時計ブランドとしての地位を確立しつつあります。
これまでカルティエは女性向けのブレスレットウォッチは製作していましたが、男性向けの腕時計として初めて実用化されたのは1904年に誕生した「サントス」といわれています。
今回ご紹介いたします「サントス ドゥ カルティエ」は、サントスのデザインはそのままに2018年、新たに生まれ変わったモデルです。
サントスの特徴である、飛行機のボディのパーツを繋ぐネジをイメージした8つのビスがベゼルに打たれています。
従来のサントスよりもベゼルが薄くなり、ブレスレットまでのラインが美しい曲線を描くことでより一体感を感じるデザインとなっています。
ビスのあしらわれたブレスレットはスマートリンク機能付きで、コマの裏側にあるボタンを押すだけでコマ調整が可能となりました。
ボタンを押すとネジが飛び出る仕様ですが、完全に抜けるのではなく数ミリ程度のため、ネジを紛失する心配もありません。
また、ベルト本体もクイックスイッチ機能で簡単に交換いただけます。
こちらはケースとのつなぎ目にあるブレスレット裏のボタンを押しながら、手前にスライドすることで外すことができます。
レザーベルトとDバックルが付属しておりますので、季節やコーディネートに合わせて気軽に付け替えを楽しめるのも嬉しいポイントです。
LMサイズはスクエア型のケース径39.8㎜のため大振りに感じますが、従来よりも薄くなりケース角のシルエットがより湾曲になったデザインのため、上品に着用いただけます。